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ラオスでらおらお


 2000年の2月5日から20日までタイを経由してラオス人民民主共和国に行ってました。インフルエンザで熱があったので始めのうちは結構厳しかったです。ま、動けなくなるほど熱も上がらなかった(抗生物質と鎮痛解熱剤を服用してましたけど)ので、なんとかなりました。


 通常の旅行では決して行かないような(大きな道沿いの町以外は政府の許可がないと行けないのです)村々を巡りました。

 メコン川やナムグム湖(日本の援助で作ったダム湖、とってもデカイ)の周囲では、水が豊富で、水田作ですのであまり耕作地を転々としなくてもいいようなのですが、山間部では陸稲で、しかも熱帯特有の酸化土壌。さらに彼らには現金収入があまりないですから、肥料も買えません。必然的に土地がどんどん痩せて酸性になる。耕作と現金収入のために森を切って木を売って、そこを焼いて中和して(灰はアルカリですから)耕作する・・・しかないようです。

 米はほとんど自家消費用です。ビエンチャン近辺の農家はいくらかを売って現金と替えているようです。
 社会主義国ですけど、自由経済が導入されてます。農家も現金が欲しいのですけど、彼らの現金収入の手段は木を売るか、家畜を売るか、織物を売るか、湖畔の村では干し魚(ジャコのような魚)を売るか。。。のようです。

 インフレがひどいので、買い物は札束になります。物価もどんどん上がります。彼らが現金を得ても、現地通貨では貯金してもあまり意味がないようです。


 食べ物は我々にはあまり違和感のないものです。特にオススメはコメの麺の汁ソバ。鶏ガラスープに塩と味の素が入った薄味のスープに麺、肉団子が入っている。同時にレタス、クレソン、もやし等の生野菜が山盛り来る。この生野菜を自分でちぎってソバに入れて食べる。辛いのが好きな人は、机の上にあるトウガラシの粉、魚で作った醤油、酢、砂糖なんかを好みに応じて足して食べる。これがだいたい70円。

これは、野菜あんかけそば


 水田地帯の主食は餅米。蒸した餅米を手で丸めて、香辛料(ニンニク、トウガラシ)をつけ込んだ魚醤油につけて食べる。これも旨い。米もインディカ米の原種に近い赤米。おかずは、野菜(ハクサイ、エンサイ、ナバナ、ニラ、コウサイタイ、サイシン、ツルムラサキ等)の茹でたものや、川魚の焼いたもの、鶏肉のスープ(スターフルーツ入り)など。村の人はこれらをぐちゃぐちゃに混ぜて、香辛料をかけて、それに餅米をつけて食べる。


 海がないので、魚は淡水魚。カメのスープやナマズの姿焼きも食べた。カメはおいしい。ナマズは生臭くもないけど、味もない。
 お酒は餅米で作った蒸留酒で「ラオラオ」がポピュラー。空港で買うと1本(720ml)220円。現地で買うと、50円くらい(瓶は自分で持っていく、中身のみ)。火がつくくらいきつい。味は泡盛とよく似てますが、泡盛よりクセはない。ビールは現地の「BeerLao」がおいしい。ちょっとキレがない「スーパードライ」のような味。350ml缶で70円、大瓶で100円くらい。輸入ビールは高いので飲む気にならない。

また、ラオ・ハイと言う醸造酒を飲む地域もあります。

 このBeerLaoの生ビール版もあって、これだと小ジョッキで20円くらい。このビールに焼き鳥や野菜炒めを買って、メコン川の夕日を観ながら、死ぬほど飲んで食べても、一人1,000円もあれば十分。


 タバコは現地産は1箱20円。ビニール入りのフィルターなしのだと10本で5円くらい。ただし、缶ピースを吸う人もこのタバコはキツくて吸えない。安いタバコと言っても、村人には貴重らしく、道ばたに落ちている吸い殻は、きっちりフィルターぎりぎりまで吸われている。


 首都ビエンチャンは現在開発中。復興中の神戸のような感じです。乾期なのでとにかくホコリっぽい。道には「ツクツク」と言う乗り合いの3輪オートバイ、バイク、自転車、車が入り乱れている。

 フランス統治時代の凱旋門や、遺跡が町中にある。


 ビエンチャンでの宿泊は市の中央から4kmくらい離れたNOVOTEL HOTEL。新しいので、キレイ。一泊朝食付きで$50。部屋はダブルで、テレビ、冷蔵庫、トイレバス完備。ハワイなんかのリゾートホテルと遜色ありません。ただし、お湯が時々水になる(苦笑)。

 現地での宿泊はナムグム湖の周辺では、地元電力会社のゲストハウス。元は日本のゼネコンがダム工事の時に使った宿舎らしい。ベッドとトイレ、シャワー。シャワーには「カラン、シャワー」、洗面台のコンセントには「600Wマデ」と日本語表示がしてある。部屋にはヤモリも出る。

 別の宿舎は、スエーデン技術者達の元宿舎で、地元に払い下げたもの。こちらには、TVもある。ヤモリが出るのは同じ。料金は1泊2〜5ドル。

 地元の村々は高床式住居。下をブタ、イヌ、トリが歩き回っている。牛も放し飼い。生ゴミはこれらの家畜が食べる。


 国道にも牛が出てくる。100km/hで牛が出てくるととっても怖い。地元のドライバーは慣れているのか、器用に避けて走る。乾期で、車は砂埃を巻き上げて走る。途中、ボルトを踏んでパンクしました。道路が通じてない村には、船をチャーターして行きます。


 人里離れた未舗装の道を走っていると、血まみれの人物が「止まれ」と手を振る。引き返してみると、前の潰れたバイクとさっきの血まみれの男性、もう一人がバイクの脇に倒れている。人里離れた道ばた。見殺しにはできない。血まみれの男性は脳しんとうでふらふらになりながら、手を合わせて我々に助けてくれと懇願する。一瞬「キリングフィールド」のワンシーンを思い出す。我々日本人3人が車から降りて、車にけが人を積み込む。現地スタッフが彼らを病院に連れていく間、我々は待機。1時間、なんもない道ばたで待ちぼうけ。ちょっと不安。やがて、車が戻ってくる。どうやら、旧正月の祭りでLaoLaoをしこたま飲んで、泥酔運転して転けたらしい。2人とも命に別状はないとのこと。人騒がせ。

・・・ま、いろいろ面白かったです。


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