遅い夏休みを取って、オーストラリアに行って来た。今回のオーストラリア行き、実はこの前のモントリオールに味をしめて、航空券からホテルまで別々に組もうかと思ったし、BeBeの知り合いのHトラベルのT氏も、乗り気で色々調べてくれた。しかし出発8月28日、帰国9月1日で、やはりピーク時期。こんな時期は大手旅行会社が飛行機もホテルも押さえているので、ツアーで行った方が安くなるそうだ。ちなみに、今回の旅程。航空運賃と宿泊費で一人あたり約12万円。おまけに、BeBeのお兄様から結婚祝いで10万円の旅行券を貰っていたので、笑いは止まらない。
行き先はケアンズ。シドニーは帰りのトランジットでちょっと寄るだけ。目的はのんびりすることなので、いいだろう。ちなみに、ケアンズは四国で言うと香川県の津田町くらいの位置にあたる熱帯。シドニーは徳島県日和佐町くらい。さしずめ、エアーズロックは徳島県池田町ってなもんですか。
休暇の日程がなかなか決められず、申し込みが遅れたので、行きは名古屋から飛んで、帰りは関西空港に帰ると言う変則旅程になってしまった。ただ、旅行会社の配慮で、名古屋までのJR運賃は旅行社の方で負担してくれる事になった。多謝。トランクも宅配便で先に名古屋に送っておいたので、手荷物だけで名古屋に行けることになった。
8月28日。13時25分丸亀発しおかぜ12号に乗り込んだ。もちろん、丸亀駅の薬局で「大正漢方胃腸薬」を買ったのは言うまでもない。今回はBeBeを連れての2人旅。おまけにJTBのパックツアー。パスポートと旅程表さえ持っていればなんにも問題ない。ノンキにお馴染みの瀬戸の風景を眺める。そして岡山14時12分発のぞみ18号に乗り換える。これが500系だったので、早い。15時46分には名古屋駅に到着してしまった。名古屋駅で空港行きのバスターミナルがちょっとわかりにくい場所にあって、多少ウロウロしたけど、まぁ、見つからなけりゃ聞けばいい。ここは日本だ。運良く見つかって(私視力は2.0)、丁度発車間際。早速乗り込む。
16時30分に名古屋国際空港に着く。空港奥のカウンターでトランクを2個受け取って、JTBのカウンターに行くと、受付けは18時からとのこと。仕方がないので上の階できしめんとコーヒーを飲んで時間を潰すのだけど・・・・潰しすぎた。それから円をオーストラリアドルに両替しようと銀行のコーナーを探したのだけど、なんと、3階の出発ロビーにはない。唯一1階の到着ロビー横に1箇所あるだけ。集合時間はもうすぐ、焦ってBeBeに荷物番を頼んで、1階に走る。しかし、結構並んでいる。特に私が並んでいる前のおばちゃん、トラベラーズチェックに替えているのだけど、なんとも要領を得ない。また、窓口係も丁寧に教えないから、「サインはどうするんですか」とか「どうやって使うのですか」とかの基本的な質問がどうどう巡りになる。やっとそのおばちゃんが居なくなったら、次のおばちゃんも同じくトラベラーズチェックに。。。こりゃ間にあわん。もうええわと、両替できないままにBeBeの所に帰る。その時は、「ゲンクソ悪いなぁ」と感じたけど、これが結局よかった事になる。
JTBのデスクで航空券の予約券を貰う。そして団体受付のカウンターでチェックイン。トランクはここからバイバイになる。座席は隣同士のなずなんだけど、AとC。「Bはない席なんです」とのこと。オーストラリアではBって不吉な文字なん?なんかようわからんまま、出国手続きをして待合室へ。フィルムやX線防護袋とか電池とかを買っていると、搭乗時刻になる。機内に入る。「あれ、ちゃんとA、B、Cって順番じゃん」と思いながら延々と機体後方まで歩いていくと自分たちの席・・・あれ、2席しかない。。。。つまり後ろの方で、機体の細くなっている部分だったからBの席がない訳。それも後ろにも誰もいない。ラッキー。座席倒し放題。しかも飛行機は安全で有名なカンタス航空(この飛行機、カンガルーのエンブレムが描かれているので、BeBeは「カンガルー便」と言っている。いつも私は「そら、西濃運輸や」とツッコんでいる)。座席も座り心地がいい。
そんなこんなで、20時10分テイクオフ。飲み物にオーストラリアビールを貰って、機内食食べて、寝る。途中で何回か揺れて、BeBeは気持ち悪かったそうだが、私はその時うつらうつらだったのであまり覚えていない。
朝方3時。ちょいとした軽食が出て、機は高度を下げる。私はこの時ちょいと気分がわるくなった。下降感と言うものがダメらしい。
なんだかんだで、ケアンズ空港に到着。外は真っ暗。時間は朝の4時(日本時間の3時)。飛行機を降りて、フィンガーを歩いているとやっぱり肌寒い。一応、2人とも長袖は着ているのだけど湿度が無い分寒い。空港に日本語の表示はない。入国審査は、非常にあっさりしていて、パスポートとビザを確認しただけでOK。トランク受け取り所までの途中に両替所があったので、ここで当面の現金をオーストラリアドルに両替する。日本よりはレートがいい。名古屋で替えなくてよかった。
トランク受け取り所では、ダックスフンドの麻薬犬がクンクン。手荷物も。ショルダーバックなんかは、ダックスフンド君自ら人の足に自分の前足かけて、伸び上がってクンクン。可愛くて、仕事熱心。私たちも自分たちのカバンを彼(彼女かも)にチェックしてもらった。この時、BeBeは自分のバッグをダックスフンド君の頭の上に落としてしまった。ごめんなさい。
今度は税関の検査。オーストラリアは畜産国であるため、食品の持ち込みは極めて制限される。・・小麦製品、乳製品、肉製品、魚、卵。もちろん機内食の残りもダメ。申告書には「以下のものを持っている場合は、税関に申告するように・・・・全ての食品、薬品・・・」と書いてある。食品は持ち込んでいないけど、胃薬とか下痢止めとかBeBeの歯医者の薬とかは持っている。機内の案内書にはもし、申告しないのがバレたら大変な罰則があるから、迷ったら申告するようにと書いてあった。でも、BeBeの歯医者の鎮痛剤は没収されたらいやだなぁ・・・言いながら税関職員のおねぇちゃんの所に「食品、薬品」欄にチェックを入れた申告書を持っていく。おねぇちゃん、「あなたの持っている食品、薬品はなに?」と聞くので、「メデシン、フォー、ストマケイク(胃痛薬だよん)」と答える。ちょっと正確ではないけど、まぁええやろ。おねぇちゃんちょっと考え込んだので、「OK?」と聞くと、まぁ、いいだろうと言うようにしぶしぶ「OK。」と通してくれた。
到着ロビーでJTBの係が出迎えてくれる。朝の5時。ちょっと寒くなったので、お互いトランクからBeBeはカーデガン、私は長袖のダンガリーを出して着込む。
とにかく、まだホテルはチェックイン出来ない。申し込む時に「アーリーチェックイン」を選べば、先にホテルに入って一寝入り出来たようなんだけど、それはやっていない。まず、JTBのケアンズのツアーデスクに連れて行かれる。チェックインまでボーッとしていても仕方ないし、着いたばかりでどこ行くアテもないので、午前中の半日観光を申し込んだ(日本円で約5,000円/人)。
さて、半日観光。その前に買わねばならんものがある。BeBeが仕入れた情報によると、ケアンズは熱帯であり紫外線が日本の倍もある。したがって、グラサン&帽子は必需品とのこと。で、サングラスは日本で買っておいたのだが、帽子はない。そこで、半日観光の集合場所であるケアンズ・インターナショナル・ホテルの売店で、BeBeは普通の帽子、私はカーボーイハットを買った。BeBeのは日本でも被れるけど、私のは日本ではとてもダメ。しかし、結局帽子もサングラスも私の場合、あまり必要なかった。
さて、バスでお迎えが来て、ケアンズ半日観光の始まり。人数はたったの9人。羊牧場で、コアラと写真撮ったり、羊の毛刈りショーを見たりした。
また、ここではスコーンとコーヒーの簡単な朝食も出た。スコーンに付ける生クリームがうまかった。
また、キュランダ高原の麓まで行って、「ファイト、一発!」のCMのロケ地も見た。大したことなかった。
半日観光も終わったけど、まだ時間が早い。そこで、港にあるショッピングモールでお買い物。ここでお土産の大半を買ってしまった。ついでにここで昼食。
なにを喰おうかとショッピングモールをウロウロした。で、結局一番空いていたアメリカンフードの店に入った。ハンバーガーとコーラを注文。店内は60年代のアメリカ風。そう、マーティーがデロリアンで両親の青春時代にタイムスリップした時の喫茶店のような・・・ん?わかんない?・・・じゃ、ストリートオブファイヤーでマイケルパレのお姉さんが経営しているような・・・・もっと、わからない?・・・・ま、そんな感じの店なんです。分かって下さい。そう言う雰囲気をかもしだしているバーガー屋さんは、モントリオールにもあったし日本にも結構ある。ありふれたお店・・・・と思っていた。っと、時間が午後1時になった。途端、店員のお姉ちゃんが一斉に、店の中で踊り出す。どうやら、この店では正時になるとおねぇちゃんが踊るらしい。踊っているより、見ている方がはずかしい。
さて、3時になったチェックインも出来るだろう。で、またトコトコ歩いてリーフホテルカジノに行く。ケアンズでも超一流のホテルだそうだ。
しかし、フロントが・・・でかすぎて分からない。やっと見つけたフロントは丸テーブルが2つあるだけの簡素なもの。そこに行こうとすると、ちょっとアクセントがヘンなおばちゃんに声をかけられた。「JTBのお客さん?」「はい」「じゃ、こっちで説明するから。」「はぁ」・・・説明って言っても、チェックインするだけなんでしょ。名前と滞在日数を確認するだけでしょうに。ちょっと、待っててと言われて、待っていると、日本人カップルがやってきた。そのアベックにもおばちゃん「JTBのお客さん?」「はぁ」「じゃ、この人達と一緒に説明するから、座ってまってて」
俄然、このカップルに興味が沸くBeBeと私。女の子の方は、そこそこ美人。男の方は、、まぁ、男はカオじゃない。「新婚旅行?」「はぁ、そうです」
「ええねぇ。どこから来たの?」「あ、岡山です」「おや、対岸やん」・・・やっぱりハネムーン。お互いに、うれしさと、恥じらいが合わさって、実に新鮮。ところが、こっちは、もう、すでにお土産の袋をだらしなくぶら下げて、歩き疲れたダレたカップル。我々も半年前は初々しかったはずなんだが。
さて、おばちゃんが戻ってきて、ミールクーポンとかサービス券の説明。でも、こちとら、ミールクーポンは今回付けてない。大抵、こういうミールクーポンは高い。それに、喰いきれないほどの量が出てくる。もったいない。サービス券もお土産屋さんとタイアップしたもの。しかし、お土産はもう、既に買ってしまっている。あまり有益な話でもない。でも、チェックインの手続きはしてくれて、下手な英語でフロントのお兄ちゃんを煩わせる必要はなかった。
さて、カードキーを受け取り、エレベーターを待つ。・・・戸が開いたので、乗り込んで、我々の部屋の階を押す。戸が閉まる・・・・けど、動かない。何回やっても動かない。ちょうど、ボーイさんが乗り込んで来て、「カードキーを差し込まないと、エレベーターは動かないんだよ」と教えてくれた。2人で「おばちゃん、クーポンとかはどうでもええから、こういう必要な情報を教えて欲しいよなぁ」。
なんとか、部屋に到着。既にトランクは部屋に運び入れてくれている。これが、パックツアーの嬉しいところ。部屋は3階で、部屋も海の反対側。そんなに眺望はよくない。安かったので、仕方ない。しかし、部屋は広くて、設備もすごい。ダブルベッド、テレビ、ミニバーは当たり前。風呂はなんとジャグジー。シャワールームはスイッチを切り替えるとサウナになる。ジャグジーの横の戸を開けると、部屋と一体型になる。豪華。
さて、一服して、晩ご飯を食べに町にでる。何を喰おうかと歩き回って、BeBeは「もう歩けない」状態。結局、近くの「さくら」と言う日本料理店行った。まずまずおいしい。値段もまぁ、安い。で、一応満足して、スーパーで明日の朝飯を買って寝た。
翌朝、昨日買ったパックのレギュラーコーヒーを淹れて、これまた昨日買ったヨーグルトとかパンとかフルーツを食べる。決してケチでレストランで食べないのではない。ハワイで朝食を付けたら、やっぱりとんでもない量が出てきたのである。それに、部屋だったら、寝間着のままで喰える。
食事後、ケアンズの1日観光に行く。少ない時間を使うのだから、やっぱり、パックツアーに乗っかるのが一番よい。バスに乗って、動物園に行って、コアラやワニを抱いて写真撮る。
ヘビとも撮る。
カンガルーの側で人生を考える。(殴らないで)
次にスカイレールと言うロープウエイに40分ほど乗って、キュランダの山の上に行く。
そこで、昼食。私は魚料理で、BeBeはステーキ。そこそこおいしい。食後、アボリジニのショー。ブーメラン投げ。米軍払い下げの上陸用舟艇でジャングル巡り。
そして、最期は、キュランダ高原鉄道でゆっくり降りる。この鉄道は「世界の車窓から」でも紹介されたらしい。景色はとてもいい。駅ではソフトクリームを買った。
ホテルに一旦戻って、夕食へ。ホテルの向かい側の日本風居酒屋。私はここで、ワニの串焼きを食べた。味は鳥。歯ごたえがコリコリでおいしい。
翌日は沖合の島グリーン島へ。ホテルの正面が港なので、そこから高速クルーザーに乗って1時間。これが揺れる。トンでもなく揺れる。むちゃくちゃ揺れる。船内では酔い止めのショウガダブレットを無料配布していたけど、そんなの効きゃしない。船内サービスとして、スコーンや紅茶のサービスもあったけど、食えるかい。静かな瀬戸内海育ちには堪えた。
さて、船はグリーン島へ。本当に綺麗な島。
で、このツアーにセットになっているグラスボトムボートへ。。。って止めりゃよかったんだ、これ。元々、酔いかけている所に揺れる小舟に乗って、下見て・・・・もう、完全にダメ。今後、同じツアーに行かれる方。是非トラベルミンの携行を。
それから、食事なんだけど、食えるワケないじゃん。でもBeBeは食ってたなぁ。この時のカランコロンに焼いたステーキが旨かったそうだ。おえ。
ところが、さぁ、泳ごうと言う事になって、今度はBeBeが今頃酔いが廻ってきて、ダウン。結局私だけシュノーケリング。いや〜〜〜綺麗だったなぁ。魚も一杯いたし。
で、BeBeもちょっとだけ泳いで、帰りのクルーザーへ。帰りは行きにも勝って大揺れしたけど、あんまり揺れたので返って皆「ひゃっほ〜!」とか騒いだので、今度は酔わなかった(笑)
ホテルに帰って、ジャケットとスラックスと身支度を整える。今日はケアンズ最後の夜。今夜くらいは豪勢にと、泊まっているリーフホテルのレストランを予約していた。電話での予約はドキドキだったけど、向こうが落ち着いて聞いてくれたので、あっさり予約できた。料理は決めていない。一応オーストラリア料理なんだそうだ。食事の前にカジノへ行って、スロットルで1000円スッたが、こりゃご愛敬。
さすがにこの辺りで一番の高級ホテルのレストランだけあって、ダイニングはとてもゆったりで綺麗。客は我々しか居ない。窓際のテーブルに通され、メニューとワインリスト・・・・・ありゃ、どないしょ。メニュー・・・・ぜ〜んぜん分からない。ん〜。。2人で考える。そらそうやわ。日本語でも「子羊の赤ワイン煮込みなんたらあえブルゴーニュ風」なんて書いてもなんのことやらわからんのに、それを英語で、しかも羽根文字で書いてあるんだから。
とにかく、ハワイで懲りているからコースは止めておこう。コースで頼むととんでもない量が出てくる。前菜とメイン、そしてデザートの3皿で良いだろう。それと、お互い別の料理を頼んで、途中で交換しよう。貧乏くさい奴らやと店の人に思われるかもしれないが、、、、。しっかし、メニューがわからん。で、ここはBeBeの出番。一応食物栄養が専門なんだから、ち〜とは分かるだろう。で、メニューを見ながら、「これは、肉料理みたい、これは白身魚かな?」と、とりあえず検討をつける。こちらが、選んだのを見越して、黒のタキシードを着た白髪のオジサンがやってくる。なんせ、客は我々しか居ないからすぐ分かる(笑)。
「コースじゃなくていいよね?」
「もちろんです。」
「じゃ、前菜が、嫁さんはこれ、私はこれ」
「かしこまりました」
「メインは嫁さんはこれ、私はこれ」
「かしこまりました」
「デザートはこれと、これ」
「かしこまりました」
彼、日本語まったくダメなのだけど、態度はすごぶる丁寧。
「お飲物はどうなさいます?」
「ワインが良いけど、よくわからない。お勧めはどれ?」
「そうですね。お好みはどのようなものですか?」
「う〜ん、あまり濃い感じのものは好まないなぁ」
「それでしたら、ドライなものが良いように思いますので、この辺りでは。白ですが肉にも魚にも合います。」
と、示してくれたのが、安い方から2番目くらいのワイン。だいたい、こういう初めての高級なお店では、分からなかったら気取らずに、ハウスワインか安い方から2番目くらいのワインを選ぶのが常套だし、勧める方もそうするらしいので、彼は妥当なものを薦めてくれたようだ。
「パンもございますけど、当店では今月からオーストラリアの独特なパイのようなパンを作りまして、ご好評頂いてますが」
「じゃ、それで」
「かしこまりました、少々お待ち下さい」
いや〜。気持ちいい。日本の田舎もんの観光客でも、見事にあしらってくれてる。で、決してそれを彼は表情に出さないし、本当に対応が丁寧。さすが最高級ホテル。写真を頼んだら、快く、しかし慎重にシャッターを切ってくれた。
ワインが開けられ、料理が運ばれてくる。彼、ちゃんと「これは○○の××でございます」と言ってくれてるんだけど、わからない(笑)。肉だから、多分BeBeのだろう、魚だから、多分ボクのだろう。ってな感じ。で、ちょっと行儀が悪いけど、お互い、半分くらい食べてお皿をチェンジ。それを見ても彼は少しも嫌な顔しない。
後でテレビでケアンズの特集をやってるのを見てたら、オーストラリアでは高級なレストランでも、コースは頼まずに単品で頼んで、食べてる最中にお互いのお皿を交換するのは、当たり前なんだそうです。我々は知らず知らずのうちに「地元流」で食べていたよう。こっちの人は合理的なんですね。
で、料理はと言うと実に美味しい。何度も引き合いに出して悪いけど、ハワイの高級なレストランは決して美味しくなかったが、こっちは美味しい。量も適当だし、デザートのケーキも甘くないし、本当によかった。ちなみに、この日ワインのフルボトルも付けて、2人で8,000円くらいのお値段でした。
フライトが早朝なので、早めに寝る。ケアンズの印象としては、街もこぢんまりまとまっていて、また清潔で安全だった。また、消費税やチップの習慣がなかった(残念ながら2000年から消費税が導入されている)ので、買い物でやたら小銭がたまるったり、チップを出そうと焦ることもなかった。悪い印象は特になかった。
さて、帰国。午前3時に起きて、ホテルから空港へ。行きは名古屋からだったけど、帰りは関空。関西国際空港とケアンズは直行便がないので(2001年に直行便が就航してます)、一旦シドニーに飛ぶ。国内線で3時間のフライト(もったいなぁ)。シドニーでは国内空港と国際空港に距離があったので、バスで移動。空港も市内もシドニーオリンピックに向けて、改装工事中。ほんのちょっとのシドニー滞在で、出国手続きを済ませて出発。帰りのフライトは9時間。途中、ケアンズ上空で機長が「だだ今グレートバリアリーフの上を飛行中です」と言って、みんなによく見えるように機体を左右に傾けてサービスしてくれた。ケアンズから合計12時間のフライトはちょいと退屈だけど、今は関西空港から直行便があるので、6時間で行けます。関空に着いて、スーツケースを宅急便で送り返した後、高槻の実家で一泊してから帰りました。あ〜たのしかった。
いいですよ。ケアンズ。お勧めです。