act.40 ストリートオブファイヤー (2004.11.3)
とある下町のロックの歌姫(ダイアンレイン)が、地元の不良グループにさらわれる。元恋人のアウトロー(マイケルパレ)が女兵士と共に取り返しに行く。最後は不良グループのボスとアウトローの一騎打ち。ストーリー。至極単純。
背後に流れるロック。ヒロインは気の強そうな美人でヒーローはかっこいい。そして、ヒーローのお姉さんはやさしそうな美人。いや、これでしょう、アメリカ映画は。
act.39 ターミネーター3 (2004.11.3)
確かに映像は良いでしょう。シュワちゃんがちょっと年とったのは、仕方ない。でも、私は結末で安易に人類を絶滅させたと言う点と、ジョン・コナーに魅力がないので結局乗り切れなかった。このテの映画はキライじゃないはずだけど、あまり繰り返し観る気はしないですね。
act.38 ミッションインポッシブル1、2 (2004.11.3)
な〜んで、邦題を「スパイ大作戦」にしなかったんだろう?今の若い人には分からないからかな?それじゃぁ、「ミッションインポッシブル ―スパイ大作戦―」にしたら、当時TVシリーズを見ていた人たち・・・私よりちょっとだけ先輩の・・・も観たんじゃないかな。
パート1は面白かった。ただし、ジャンレノを悪役にしたのが、個人的には気に入らない。パート2は。。。。。ごめん、はっきり言ってほとんど覚えてない(爆)
act.37 ブラックレイン (2004.11.3)
松田優作の遺作。とにかく、大阪人なら楽しめます。ストーリーは「レッドブル」と同じ。私は好きです。この映画。「あ、梅田の阪急や」、「あ、京橋や」、「大阪市役所や」などなど。また、なにやら、主役のマイケルダグラスが「うどん」を食べるシーンがおいしそう。あ、そういえばこの監督のリドリースコットは、「ブレードランナー」のオープニングでハリソンフォードにもうどん喰わしてたな。。。
と、言うことで、リドリースコットはうどん好きと・・・・讃岐で映画を撮ってくれりゃいいのに(爆)
act.36 蘇る金狼 (2004.11.3)
同じ1979年のアクションものの日本映画といえば、これ。松田優作。原作は大藪春彦。そうそう、大藪春彦って生まれは大陸ですけど、元来香川県民なんです。地元が出したハードボイルドの巨匠なんだけど、、、なんで、宣伝せんのだろう?特に氏の代表作「野獣死すべし」の伊達邦彦なんて、青春時代を高松で過ごしている設定なのに。やはり道徳を重んじる県民性かな?大藪春彦の描くヒーローはたいてい、犯罪者だからね。
さて。映画の内容なんだけど、、、まず、話題だったのは、風吹ジュンとのベッドシーン(笑)。今は、おかあさん役の彼女の見事な肢体が見れます(*^^*)。不満なのは、原作では松田優作演じる朝倉は、海外に逃亡するのに、映画ではそうならないんですよね。原作を読んでいないと、ストーリーに付いていくのがちょっとキツイかもしれません。
act.35 太陽を盗んだ男 (2004.11.3)
1979年の日本映画。中学校の理科教師の沢田研二が、東海村から液体プルトニウムを盗みだし、自宅で金属プルトニウムを生成して原爆を作る。そして、政府に対して「ナイターを最後まで見せろ(当時は放送時間の延長ってのがなかった)」とか、「ローリングストーンズを呼べ(大麻問題で、日本公演が中止になってた)」などの要求をする。実は、本人も自分が何をしたいのかがわかってない。それを追う刑事の菅原文太。沢田研二と逃げるDJの池上季実子。首都高速でのカーチェイス。。。。
70年代の残りエネルギーを感じる。特に、原爆を作るシーンはかなりリアルで、延々と続く。ただ、本当はあんなに純度の高い液体プルトニウムはないし、プラスチック爆弾も手に入らないから、無理。ただ、それを無理と思わせないように作っている。
かなり長い映画だし、興行的にはあまり成功しなかったらしい。ただ、熱狂的な支持者は居て、いまになってDVDが出てます。また、西部警察などのカーチェイスシーンの原型にもなっているそうだ。個人的にはやっぱ、原爆を作るシーンが好きだなぁ。
act.34 JM (2004.11.3)
そうそう、マトリックス以前にもキアヌリーブスはアタマにプラグを差し込んで、コンピューターに入り込む役をやってました。敵役はビートたけし。
電子機器から出る電磁波が原因の謎の奇病が蔓延している近未来。アタマにデータ記録回路を組み込んだ、「記憶屋」のキアヌリーブスは、中国のホテルであるグループからデータの記憶を依頼される。ところが、そのデータはキアヌの容量をオーバーしており、数日中にダウンロードしないと脳がやられる。しかも、記憶情報を取り出す暗号キー(テレビ画像)が、ホテルに襲ってきたヤクザによって半分持ち去られ、依頼人も皆殺しにされてしまう。キアヌが記憶しているのは奇病の根治法。大企業がすでに開発したものの治療薬を売り続ける方が儲かるので、秘匿していた。それを研究者達が持ち出したのだった。そして、大企業は最近奇病で一人娘を亡くしたビートたけしを親分とするヤクザにそのデータの回収・・・キアヌの首・・・を命じたのだった。逃げるキアヌ。追う殺し屋。。。。。なぜかキリスト風の不気味なサイボーグの殺し屋をドルフラングレンがやってる。。。。。キアヌはレジスタンスのアジトに逃げ込んで、そこで暗号解読の能力を持つ、サイボーグイルカを使って、暗号キーを取り出そうとするが、ヤクザや殺し屋が迫ってくる・・・・・・。
1995年の映画。世間の評判はあんまりよくない。確かに、ストーリーやセリフなどは、ちょっと役者がかわいそうだろって言う感じ(特にドルフラングレン)。A級でもないけど、B級でもないと言う中途半端さ。。。。でも、、、私は結構キライじゃないんだなぁ。この中途半端にチープな映画って(笑)。
act.33 2001年宇宙の旅 (2004.11.3)
チャット仲間のチャンドラさんから、ここの続編を期待されてしまった。と言うことで、この映画。
もう、過去の話になったSF映画(笑)。映像的な古さは今でもほとんど感じない。特に、スペースポッドのデザインなんて、今の自動車のデザインに通じるところがあるし。まぁ、ディスプレイが真空管なのと、そこに映される映像がちょっと古いけど、アポロが月面に降りる前だもんな。
この映画で秀逸なのは、特撮もそうなんだけど、やっぱり、HAL9000の声ですね。冷静で、やさしそうで、かつ正確なアクセント。「宇宙ヘルメットなしでですか。助かる見込みはまずありません。」とか、「私はこわい」とかの言い回しは、絶妙。特にボーマン船長がHALのロジック回路を壊していくときに、徐々に弱くなる「私はこわい」の声は、ボーマン船長の呼吸音と相まって、、一つの命が(機械なんだけど)なくなっていく怖さを感じた。
とにかく、現在のSF映画にとって、あらゆる意味でお手本になった映画でしょうね。
act.32 マトリックス1、2、3 (2004.11.2)
なにやら、物騒な事件や災害が続きます。10月は「神無月」。11月になったから、神様も帰ってきて、ちょっとは世の中よくしてほしい。
ちょっと熱が冷めたあたりで「マトリックス」。うん。面白い。文句はない。ただ、1作目と2、3作目ではかなり映画の質が変わったような気がする。1作目はどっちかと言うと、閉塞感があって、「もしかしたら、私もマトリックスに繋がれているのかも」と思えるような。。。そう、なにか、自己の存在感に不安を感じる、サイコホラー的な要素があった。子供の頃にうっすらと抱いていた疑問と恐怖。。。「自分が見ているもの、自分が感じているものは、他人にも同じように見えて、感じているのだろうか?今見ているものは、本当に存在するのだろうか?」・・・を思い出した。そのまま発育すれば、哲学者になれたかも。
それに対して、2、3作目はSFスペクタクルの要素が強くなった。2作目は謎のような言葉の言い回しとハイウエイでの延々たるカーチェイス。3作目は人類の砦の「ザイオン」、モーフィアスらの乗る船、ネオ達の乗る船、マトリックス内部での戦いが同時並行に進む。。。。いや、映像的には迫力なんだけど、心理的にはあまり響かない。。。って言うか、どうもこう、舞台がコロコロ変わるのは、印象が散漫になるんだよね。どうも、根っからの怠け者なのが原因みたい。
ただ、1作目でちょっと無理があるのは、「機械が人類を電池にした」と言うところでしょうね。電源をバイオ電池から取るなら、扱いにくい人間なんかは絶滅させて、微生物発酵とか使った方が高効率だとおもふ・・・・のは、職業病かしらん。
act.31 Mr.ルーキー
やはり、今はこれでしょう。主人公が長島Jr.ってのが、阪神ファンにはちょっと抵抗があったけど、まぁ、バカバカしくて面白い。甲子園だけの謎の覆面ストッパー。背番号は火消しの119番。その名もMr.ルーキー。
彼は高校の時に甲子園を目指すも、肩を壊して決勝戦で敗退。野球の夢を捨てて、妻と一人息子を持つ平凡なビール会社のヒラ社員だった彼がなぜ阪神のストッパーになったのか?
東京から大阪に赴任してきた彼は草野球で再び肩を傷める。たまたま見ていた中国人の整体師が彼を治療し、「この肩、治るよ」と言い、治療とリハビリを行う。この整体師は阪神のトレーナーもやってて、彼の素質を見抜き、完治した彼を監督に引き合わせる。彼は年齢的にもこのまま野球で生計を立てるのは難しいと考え、職場や家族に内緒にし、ここに謎の覆面ストッパーが誕生する。開幕当初は、通算1安打無失点で阪神の快進撃の立て役者となる。しかし、仕事と家庭と野球の三重生活は肉体的にも精神的にもきつくなり、チームメイトや監督と衝突して登録抹消となる。阪神も連敗が続き、優勝は絶望的に。そんな中、妻の鶴田真由は彼がMr.ルーキーだと見破り、「そんなこそこそとしか野球が出来ない男なら、出ていけ」と彼を追い出してしまう。
改心(?)した彼は、チームメートや監督に心から謝り、再びチームに合流。一時は絶望的だった優勝は、東京ガリバーズ(どう考えてもジャイアンツ)との甲子園最終戦にまでもつれ込む。彼は最終戦のチケットを妻子に送って試合に挑む。しかし、連日の連投で彼の肩は限界。整体師も「投げるなと言っても、無理ね(笑)。壊れることはないけど、痛みは引かないよ」と言って彼を送り出す。
藪の先発で始まった試合。2対1とリードを許し、試合半ばからルーキーの継投となるが、肩も限界に。そして9回表、八木も打ち取られ、ランナーを1人置くも2アウト。ここで監督は、1発契約の代打バースを送り込む。2ナッシングまで追い込まれたバース。しかし、ランディは少しも慌てず3球目をジャストミート、打球はスタンドに吸い込まれ、土壇場で逆転。1点リードでMr.ルーキーが最終回のマウンドへ。1人を塁に出すが、辛くも2アウトを取って、最後の打者は高校時代の宿命のライバル武藤(駒田)。ここで彼の肩の限界を見極めた監督はピッチャー交代をしようとするが、チームメートも彼もファンも続投を懇願。監督は「もう、好きにせぇや」と帰りかけたところで、「じゃぁ好きにさせてもらいます」と彼はマスクを外す。スタンドの息子や会社で観戦していたトラキチ上司の竹中直人、嫌味な取締役の宅麻伸の目が点になる。既にMr.ルーキーが彼だと気付いていた駒田は「そぉこな!」とバットを構える。
2ストライクまで追い込んだ3球目。彼は駒田にフォークの握りを突き出す。駒田の口が「よし、こい!」と動く。「あと一人」コールの大合唱の中、渾身のフォークボールが手から離れる。ジャストミートする駒田。打球はぐんぐんライトに。「あ!」と言う応援団の顔。カメラがボールを追いかける。ライトがフェンス際でジャンプ、フェンスに叩きつけられるが、高々と挙げたグローブの中にはしっかりとボールが握られている。念願の阪神優勝。監督が宙に舞い、六甲おろしの大合唱。宅麻伸が「あんな社員はクビだ」と言うが、突然現れた神山繁の社長が「いいじゃないか、夢があって」の一言であっさりクビは繋がる。そして、大合唱の球場をバックにエンドクレジット。
13日にDVD買って、15日に・・・うぅぅぅ。感激。とにかく、現役選手も実際に出てるし、応援団は本物。アナウンサーもABCの本物。タイガースファンなら見ておいて損はないでしょう。
act.30 WASABI
リュックベッソンがプロデュース。広末涼子とジャンレノ。パリのやり過ぎ刑事のジャンレノ。彼は諜報員として日本に居た時にある日本人女性と恋に落ちるが、彼女は理由も告げずに姿を消す。その面影が忘れられないまま、19年が過ぎる。ある日、日本の弁護士から、彼女が死だことを告げられる。日本に飛んだ彼は彼女に彼との間に出来た娘(広末)が居ることを知る。そして、2億ドルの遺産が遺されていることや、彼女の死に不審な点が多いことも。。。。。。
と、書くとなにやら深刻な感じなんだけど、監督やキャストを見ると、、、な〜んだ。「タクシー2」のメンバーそのままじゃん!・・・と言うわけで、東京を舞台にドタバタが展開される。東京での撮影の制約が多かったようで、映像的な迫力が無いのが残念。ジャンレノの存在感と広末のキャラが無かったら、どうしょうもなかったろうな(笑)。でも、おもしろかった。これは、割り切って見るべきでしょう。広末がジャンレノ相手にファッションショーするシーンは、「レオン」だな。
#ベッソン好みかな。。。ニキータ、レオン、フィフスエレメント。。似たような女の子が出てくるもんな。
この記者会見で広末が突然泣き出したのが、彼女の「奇行」と言われたけど、これ見たら、彼女大分苦労したろうし、なんか、ほっとして泣くの、分かるような気がします。
「○○いきまぁ〜す!」とか「スタンバっておけ」、「〜に恐怖した」などの言葉を生み出した同タイトルのテレビアニメの劇場版。あまり、真剣に見てなかったので、DVDを三枚まとめて買った。効果音だけ5.1ch対応で撮り直したので、なんと1枚7千8百円。合計2万以上の出費となった。高い。まぁ、このガンダムにノスタルジーがある人は、30代後半が多いから、お金もあるってことか。でも、できれば、ハリウッドプライスとは言わないけど、5.1chにしなくていいから、4千円レベルで提供して欲しいなぁ。
あ、出来は。。。ってみんな知っているよね。ストーリー。大気圏突入の方法とか、ハヤトも最後はガンキャノンに乗っているとか、テレビと微妙に変わっている箇所もあるけど、大筋で同じだし。
このDVDをまとめて買った時、店員のバイトらしい娘が、「DVDの新譜のカタログも入れておきましょうか?」と頬を赤らめて言うので、私はまた普通のDVDのカタログと思って「あ、たのんます」と言ったら。。。。家帰ってみてみると、ほとんどアダルトアニメのDVDの新譜だった。
・・・彼女はいったい、私をどう見たんだぁ?
#どうせなら、生身のアダルトDVDカタログ、くれりゃいいのに。
act.28 さらば宇宙戦艦ヤマト
ご存じ、ヤマトの完結と「なるはずだった」作品。ヤマトが最後に彗星帝国に突っ込んで、沢田研二のエンディング。当時中学生で、劇場まで見に行きましたよ。その後の続編は見てませんから、私の中ではヤマトの最後はこの作品。一応、古代が死ななければならない理由も作っていたし、ヤマトだけではダメなので反物質のテレサも一緒に殉じている。でも、やはりこのシリーズは松本零二の描くキャラとメカの魅力に負うところが大きいなぁ。僕らの世代で、ヤマトが空で描ける人、いっぱいいるんじゃない?
act.27 レオン
ひさしぶりの更新なので、リュックベッソン繋がり。殺し屋レオン(ジャンレノ)と親を殺された少女マチルダ(ナタリーポートマン)の物語。有名作品なんで、ストーリーは割愛。で、私がこの映画で一番好きなのは、なんと言っても悪役のスタンスフィールド(ゲイリーオールドマン)!この味わいは、この人でないと出せない。冷酷で、クレイジーなんだけど、なんとも可愛い目。それだけに、怖い。いや〜。好き。この人。
備考
タクシー2で、思いついたんだけど、気づかないように色々なパロディーもあるようですね。まず、日本のヤクザとか、彼らのファッションから見て、どうも「ブラックレイン」のパロディーのようだし、ダニエルのプジョー406とヤクザのランエボ(ランサーエボリューション6)をおっかけるパリ警察のパトカーが、何台も重なるようにクラッシュするシーン・・・・「ブルースブラザース」のシカゴ警察のパトカーが大破するシーンとよく似ている・・・と言うか、そっくり。
このタクシー2のDVDと一緒に、嫁さんが買った「ナッシングヒル」(ジュリアロバーツ)はイギリスの話なんだけど、ラストにプジョー306ブレイクに主人公と仲間がてんこ盛りに乗って、突っ走るシーンもあった。私のオペルがいっぱい出てくるのは、「101」と「102」くらいかなぁ。
act.26 タクシー2
ってな訳で、パート2も買った。前回は最高速度250km/hだったけど、今回の406は306km。羽根も生えてて、飛んだりもする。とにかく、イカレてる。
ファーストシーンからイカレてて、妊婦を乗せた406のタクシー。運転手はダニエル。ラリーコースに紛れ込んで、しかもトップで走るラリーカーを抜き去ってしまう。さて本筋は。。。いや、ストーリーなんてどうでもいいんだけど、日本の防衛庁長官が黒のランサーエボリューションに乗ったヤクザに誘拐される。それを奪回しに行く、ダニエルとヘボ刑事のエミリアン。
とにかく、間違った日本のイメージをさらに誇張してある。絶対にワザとやったに違いない。とにかく、最後にはハチャメチャのカーチェイス。スカッとする。それに、誰も死なない。前回がドイツ人をメチャ悪く描いていたのに比べると、まぁ、ちょっとは日本に手加減してくれたのかなぁ。。。って感じ。
act.25 タクシー
今日(01.3.24)、DVDでこれ見ている最中に、地震があった。徳利が1本割れた。
フランス映画。元ピザ配達員でスピード狂の男が、タクシー運転手になって、改造したプジョー406でぶっ飛ばす。これを、運転免許がどうしても取れない、坊ちゃん刑事に捕まってしまう。そして、刑事が見逃す代わりに、ベンツを乗り回す銀行強盗団の逮捕協力を求める。。。
いや〜。好きだなぁ。こんなの。カーチェイスはかなりマジに速度を出しているようだし、日本人としては親近感がある。って言うのが、画面に出る車は大半がプジョー、その他にもルノー、スズキ、フォードの小型車、オペル、トヨタ・・・まぁ、よく見る車ばっか。アメリカ映画のチェイスも良いけど、あまりでかいアメ車は国内で走ってないからね。
その他にも、ドイツに対するフランスの意識とか、アジア人に対する意識(あまり、良い感情じゃないけど)とかもすごくストレート。フランス人の気質もよくわかる。そもそも、敵がベンツに乗ったドイツ人なんだから、ホントにストレート。
白のプジョー406のタクシー。まぁ、めちゃ改造してあって、ボタン一つで、後部ウイングは出るし、フロントスポイラーも出る。まだ、見てないけど、パート2では羽根も出るのだそうな。今度、DVD買おう。
act.24 レインマン
ダスティンホフマンとトムクルーズ。ダスティンホフマンはこの映画でアカデミー主演男優賞を取ったし、トムクルーズもこの映画でこれまでのアイドル路線脱却と言われた。
トムクルーズ扮するチャーリーは、輸入車販売をしているが、資金繰りでにっちもさっちもいかなくなっている。そんな中、勘当されていた彼の父が死んだ。父親の遺言で、遺産の中で彼に残されたのは、因縁のあるビュイック(車)と、枯れたバラだけで、残りの300万ドルは謎の人物が管財することに。
彼は交渉すべく、その謎の人物を突き止めると、それは父親の古い友人の精神科医。その医者の病院にガールフレンドと行くと、彼のビュイックの運転席に見知らぬ人間(ダスティンホフマン)が座り、この車を運転したことがあると言う。このダスティンホフマン演じるレイモンドが実はチャーリーの兄で、チャーリーに知らされぬまま、病院に隔離されていたのだ。そして、300万ドルはレイモンドのために残されたのだった。
レイモンドは重症の自閉症で、他人とのコミュニケーションが取れない。しかし、父の遺産目当てにチャーリーはレイモンドを誘拐同然に病院から連れ出してしまう。
病院からチャーリーの街までは飛行機で3時間だが、レイモンドは決して飛行機やハイウエイを行こうとせず、彼らは一般道を使ってアメリカ大陸を横断する。途中、チャーリーはレイモンドの言動に戸惑い、あきれ果てながらも、次第に慣れていく。あるホテルで、チャーリーはレイモンドが自分の幼い頃の記憶にある、歌を歌ってくれた「レインマン」だと気づく。そして、レイモンドが病院に連れて行かれたのも、レイモンドが幼いチャーリーに熱湯で火傷をさせたためだと分かる。そして、チャーリーのレイモンドを見る目が変わる。
二人で旅をしながら、チャーリーはレイモンドの特殊能力・・・人間離れした記憶力と計算能力・・・に気づく。そこで、彼はレイモンドを連れて、ラスベガスのカジノでカードゲームに。レイモンドは6組のカードを記憶して彼らは大もうけし、チャーリーの借金もすべて返済出来た。このシーンは痛快。レイモンドとチャーリーの恋人のダンスとキスシーンはなかなか。
チャーリーの街に着いた所で、チャーリーは管財人や裁判で証言する医者達と交渉に行く。そこで、質問攻めにされるレイモンドを見て、いたたまれなくなり、チャーリーはレイモンドを元の病院に戻す決心をする。その時、レイモンドが、「チ・ヤ・ー・リ・・・・・ボクの親友(メインマン)」と言う。
・・・ここがたまらない。どう感動するかは、まぁ、見てください。でも、吹き替え版より字幕版の方が感動すると思う。(吹き替えだと、「メインマン」の意味が分かりずらい)それと、ダスティンホフマンの自閉症の演技が、さすがに上手い。最近、ともさかりえとか藤井フミヤもドラマで自閉症の役で、それなりだったんだけど、彼らの演技が(・・・実際に自閉症児を見て勉強したとも聞くけど・・・)、やっぱりこのダスティンホフマンに影響されているのだと思う。
この映画は個人的にもとても印象に深い。もちろん、映画の出来もいいのだけど、たしか公開が平成元年の春だった。父親の病状(重症筋無力症)が悪化して運転出来なくなった父の運転手をしながら待ち時間に梅田で見た。隣は「ダイハード」が掛かってた。どっちを見ようかと迷った挙げ句、若い女の子がたくさん居る方を選んだのです(爆)。
ま、オヤジは今でも元気だし、ちょっと、当時は心配しすぎた。損した(笑)。
act.23 幻魔大戦
平井和正の長編を角川映画がアニメ化。なんだか、高校の時に一人で見に行ったと思う。当時は結構ブレイクして、公開前日には深夜放送でラジオドラマもやってたし、私もサントラ(音楽版、ドラマ版)を持っている。音楽がキースエマーソン、歌がローズマリーバトラー。声優にも有名人を連ねた豪華なアニメ。大友なんとかと言う人が原画かいてるんだっけ?
原作はとてつもない長編なんだそうで、それをかなり掻い摘んでアニメ化してあるそうだ(原作読んだこと無いのでわからない)。宇宙の破壊エネルギー体「幻魔」が地球を破滅させるべく、ザンビ、ザメディー、そして総司令官カフーを送り込む。それに立ち向かう、地球の超能力戦士・・・・トランシルバニア国の王女ルナ、以前幻魔と闘って破れた外宇宙のサイボーグ戦士ベガ、ニューヨークの少年ギャングのソニー、インドの修行僧ヨーギン、中国のタオ、どこの人か忘れたアサンシ、インディアンのサラマンダー、そして、日本の高校生の東丈。(・・・・この記憶が他で発揮できればなぁ)
まぁ、当時の最新の技術でアニメ化してたそう。確かにリアルな画面だった。しかし、占い師のシーンが使い回されているのが、なんだかイヤだった。
今思い出すと、結構笑える。特に戦闘シーンでは「PKバリアー固定!」とか、「円形誘導!」とか、「絶対零度!」とか、いろいろ技の名前を叫んでくれます。な〜んだか。仮面ライダーの世界。もっと言うと、昔の時代劇と同じ。日本人の文化の根底は、昔も今も変わらないんだ。今のアニメやコミックのヒーロー達も、必殺技叫ぶもんなぁ。
act.22 リバイアサン
深海版「遊星からの物体X」。資源採掘の深海基地。リーダーは「ロボコップ」のピーターウエラー、言うこと聞かない専属医師が、、ん〜と、「ランボー」のトラウトマン大佐じゃなかったかな?え〜っと、ヒロインは「フラッシュ」のスター研究所の主任だったよな?グラマーな隊員は「未来警察」のヒロインだったよ〜な?と言う、どこかで見たけど思い出せない役者が集まってます。
その深海基地の隊員が、ソ連の沈没船「リバイアサン」を見つけて、色々持ち帰る。その中の遺伝子変異を起こさせる物質(?)に隊員達が乗っ取られ、次々と怪物になっていく。。。。ってなストーリー。最後にロボコップとフラッシュヒロインが生き残るのが「遊星からの物体X」と異なるのだけど、後は同じ。あ、地上の本社に居て、変異の報告を受けて、隊員を全員見殺しにしてしまおうと考える嫌な女上司を「ブラインドフューリー」のルトガーハウアーの友人の嫁さんで、悪者にいきなり殺される・・・もしかしたら「ゼイリブ」にも出ていて、最後に主人公に殺される(結局殺されちゃう)女優さんがやってたなぁ。。。多分。
特撮は結構いいかも。
act.21 ダンスウイズウルブス
西部劇ではインディアンに襲われた主人公を騎兵隊が救うのが常だけど、この映画では逆。ケビンコスナー主演の壮大なロマン。
南北戦争で瀕死の重傷を負ったジョンダンパー中尉(ケビンコスナー)は、自殺するつもりで敵陣に飛びこむ。ところが、それが功を奏して味方は勝利、戦いを見ていた将軍に認められ、命も助かり、希望の任地に行くことが認められる。彼が希望したのは、フロンティアの残るゼジュイック砦。彼は砦に行くが、もぬけのカラ。そして、そこで彼はスー族と出会い、友情を深め、スー族として育てられた白人女性と恋に堕ちる。彼は「狼と踊る男」との名前を貰い、敵対するホーニー族との戦いや、バッファロー狩りにスー族として参加する。
冬になり、冬越しの地に向かう中、彼は砦に置いた日記を取りに行く。しかし、砦には軍が来ており、彼は捕らわれる。彼を赴任させた司令官は、彼に指令を出した直後に自殺したし、彼を砦まで送った農民は帰りにホーニー族に殺されていたので、身分を証明する手だてもなく、拷問に近い扱いを受け、彼の馬も、彼の友人の狼「ツーソックス」も兵隊に殺されてしまう。
しかし、彼が護送されるのを、スー族が待ち伏せ、兵士を皆殺しにして彼を助ける。そして、彼は一族に迷惑がかかるのを懸念して、皆が引き留めるたが、妻と共に一族を後にする・・・・・。
映画のストーリーとはまるで関係ないのだけど、ケビンコスナーをゼジュイック砦に送っていく農夫が、帰りにホーニー族に殺されるシーン。その直前に彼がベーコン(干し肉かなぁ?)を焼いて食べているのが、なんとも美味しそうだった。(なんて、感想だぁ〜!)